2017/11/30

笠岡から多度津へ。三洋汽船「ぷりんす」「ニューかさおか」「新なぎさ2」に乗船(しまなみ/笠岡諸島/豊島/家島諸島 5 )

《 2017年11月11日 》

常石のホテルをチェックアウトした後、鞆鉄バスに乗って福山駅まで来ました。


ホテルのすぐそばの「常石造船前」バス停から「福山駅前」まで40分ちょっとです。





福山駅からは山陽本線相生行きに乗り、笠岡駅で下車。
この駅に降り立ったのは初めてです。

地下道を通って海側へ。丁寧な道案内がわかりやすい。


笠岡港旅客船ターミナルに来ました。
ここから笠岡諸島へフェリーで出かけます。

三洋汽船には、笠岡諸島航路と多度津から佐柳島へ行く航路がありますが、土曜日だけ真鍋島と佐柳島を結ぶ船が運行されます(それも一日一往復のみ)。それに乗れば、笠岡から多度津まで船を乗り継いで瀬戸内海を横断できるというわけです。この情報は、船好き仲間から教えていただいたのですが、聞いたからには実行しないわけにはいきませんw

前日の天気予報では全国的に強風波浪警報・注意報が出ていました。幸いなことに、この辺りは朝から快晴。さすが瀬戸内海は波も穏やかです。でも、何やかやと心配事は絶えません。切符売り場のおじさんに今日の運行状況を確認しましたが、多度津の方はわからないとおっしゃるので自分で電話確認。どちらも動いているということで
さぁ、とりあえず出発しましょう。





まずは普通船「ぷりんす」に乗ります。

1997年の建造で内装もちょっとレトロな雰囲気ですが

この電光掲示板がなかなかハイテク。次港の掲示にランプが点く仕掛けです。

出港時はほとんど満船でしたが、白石島で団体さんが下りられ半分以下の人数になりました。







北木島の大浦港で下船しました。

「ぷりんす」は真鍋島へ向かっていきます。


とりあえず散策開始。海を背にして右方向へ歩いて行くと、こんなアーケードがありました。左は商店、右は郵便局。

もう少し進むと、古い木造三階建ての建物。天野屋さんという旅館で今も営業されている様子。機会があったら泊まってみたい。



いいお天気で、の〜んびり気分。

港へ戻ってきたら、途中出会った移動パン屋さんが止まっていました。フェリーに乗って島へ出張しているそうです。





次は高速船「ニューかさおか」に乗って真鍋島へ
乗り込む時にバタバタしていて船の写真を撮り忘れました。







ということで、真鍋島で下船後に撮った「ニューかさおか」
隣の島なので乗船時間はたったの6分

真鍋島には、先に到着していた「ぷりんす」がいましたのでツーショット。

あまり人に会わなかった北木島に比べて、真鍋島は賑わっております。
理由はこの方たち。佐柳島が猫島で有名なのは聞いていましたが、ここもそうだったのですね。





猫さんたちにご挨拶した後は、少々散策。
あまり時間がないので港の周りだけ。




切符売り場で、係りの女性と少しお話。福山から一家で移住したという彼女の話によると、真鍋島と佐柳島の船の便は以前はもっとあったそうでその頃は多度津から真鍋島へお嫁にくる人もいたそうですが、今は便が減って困っているとか。

佐柳島への切符はなんと手書きでした。





さて、いよいよ佐柳島へ。週に一度の航路です。
船は、笠岡から北木島まで乗った「ぷりんす」でした。



「佐柳島」のランプが点灯しているところも、ちゃんと撮りました。


佐柳島が見えてきました。ぐるっと回れば本浦港です。

約20分で佐柳島本浦に到着。


そこへ「新なぎさ2」がやってきました。
確か佐柳島では30分ぐらい時間があったはず。とちょっと慌てましたが、よく考えたら「新なぎさ2」は同じ島の長崎港へ行った後また戻ってくるのでした。そのことをすっかり忘れておりました(^^;
とはいうものの、この船を見た途端に朝からの緊張が和らいだのは確か。


はい、もちろん猫さん達登場。


この子は、切符売り場のおばさんにヒョイと載せられて。。ホントは嫌なんだけどご飯もらってるから仕方ない。とでも言うように渋々お愛想しておりました。




なんてやっているうちに
「新なぎさ2」が再びやってきて、無事乗船できたのでした。




高見島に立ち寄り(ここには1年ほど前に来ています)


瀬戸大橋も見えてきました。

今治造船と多度津造船の間を通って入港。

ついに多度津に到着です!



この前来た時は写せなかった可愛い「乗船券販売口」。桟橋の上にあります。


朝1120発の「ぷりんす」で笠岡を出港、夕方1615着の「新なぎさ2」で多度津に到着しました。時間では5時間ですが、実際にはもっと長く感じられた充実した島旅でした。



てくてく歩いて多度津駅へ。電車を待っていたら急にお腹が空いてきました。思えば今日はお昼を食べていませんでした。

駅舎の横の方に小さな食堂があることを聞いたことがあるので行ってみたらまだ準備中。残念、また次の機会に。



6 件のコメント:

  1. 笠岡、結構駅は大きいのですが駅前は寂しいですね。
    ちょっと先に行くとそこそこ賑やかですが。

    真鍋島のキップ売り場のお姉さん、頑張っているようですね。
    宅配の荷物とか郵便とかの業務もあるようで、結構お忙しくされていました。
    真鍋島から折り返さずに南下ですか。
    奥の細道ですね。
    三洋汽船の高速船て何気に料金が高かった記憶があります。

    多度津駅、まだ蒸気機関車の給水塔が残っているのですね。

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    1. 物好きなので奥の細道に行ってきました。
      島の乗り場の方は、船が来る時だけ来られていろいろ忙しく働いておられるようですが、真鍋島の方は特に働き者な感じでした。猫と遊んでその辺りをちょっと歩いた後は、乗り場に帰ってきてお姉さんとお話ししていました。
      三洋汽船は普通船と高速船の違いがよくわかりません。

      多度津駅に行ったのは2回目ですが、なかなかディープな雰囲気ですね。また行く機会があったら食堂へ入ってみたいと思います。

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  2. おはようございます。

    佐柳島で降りたとき、私もすぐにやって来た「新なぎさ2」を見て少し慌てふためいてしまいました。結構こういう時に元来の心配性が出て一瞬頭が真っ白になってしまいます。

    一匹残らずと言ったら大袈裟ですが、そのくらいここの猫さん達は覚えています。ちょうど1週間前なので、移動パン屋さんを除いて、ほぼそのまんまです。

    多度津の食堂は私もどこかで聞いていたのですが行かずじまいでした。

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    1. おはようございます。

      佐柳島での勘違いまで一緒でしたか。面白いですね。

      スタートの時間が違うので、それも同じだったらパン屋さんにも会われたかもしれませんね。
      本文の多度津に着いたところに一文書き足したのですが、私の場合、たった5時間の島旅でした。実際にはもっともっと長く感じられた濃い旅だったように思います。

      多度津の食堂は鉄道ファンの間で有名なようですね。多度津に行く機会はまた何度でもありそうですので、そのうちに。

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  3. 旅好きおやじ12/05/2017

    まゆきさん 充実した島めぐり・・・
    瀬戸内を制覇しましたね。
    今造と多度津の造船所は瀬戸大橋から見ても見事な風景ですね。

    由良船長下船の便りでショックです。
    乗船の予定が無いので・・・
    何か予定していますか。

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    1. また新しい瀬戸内の魅力を堪能しました。
      まだまだ未知の島や船がたくさんあって楽しみは尽きません。

      由良船長ご引退のことは、まだお聞きしたばかりで何とも。。
      いつか来ることとはいえ、寂しいですね。

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