宇和島への旅 (3) 歴史資料館と九島行き臨時便 ニューたいゆう

九島フェリーに乗るまで少し時間があるので、さてどうするか。。。
候補としては宇和島城と歴史資料館があったのですが、結局平面移動を選んでしまいましたw
10分ほどで宇和島市立歴史資料館に到着。
何の予備知識もなかったので着いてびっくり。素敵な建物です。明治17年の建造で、初めは宇和島警察署として建てられたとか。
建築物好きの私としては大正解の選択でした。

館内は一部を除いて撮影可ということでしたので、何枚か写してきました。
2階の天井が外されていて、西洋建築の洋風トラス構造を見せています。

高い窓や、ランプも素敵です。

展示の中では、宇和島の埋め立ての歴史が興味深かったです。昔はこの資料館が建っている場所や新内港のあたりも海だったようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



さて、素晴らしい建物との出会いに満足して、また港へと戻って来ました。
九島フェリーに乗船しようと、時刻表をもう一度見て見ると。。。
あらっ、「第八くしま臨時検査」と書いてあるではないですか！
それも、今日と明日の二日間。
なんと、よりによって、そんな珍しい時に当たるとは、よほど日頃の行いが。。。
いやいや、こんな機会はなかなか無いのだから、いつもとは違う船に乗れる、運が良かったのだと思いましょ。

ということで、チケット購入。小さな可愛い乗船券でした。

この日の代替船は「ニューたいゆう」
普段は八幡浜と大島間の航路の予備船のようです。

いつものフェリーと比べると随分小さな船のようです。
船内には横長の3人ぐらいがなんとか掛けられる椅子が向かい合わせに2つ。前方に座敷席のみです。あとは後方デッキにベンチがあるのみ。
ということで、あっという間に満員。デッキで立っている人も大勢いらっしゃいました。
乗船時間は20分ぐらいですけど、フェリーでこんな状態なのは初めて経験しました。

ということで、本九島に到着。
帰りの乗船券を購入して、出港時間までしばらく港のまわりを歩いてみました。

帰りはお客さんも少なかったので、デッキのベンチに座ってのんびり海を眺めます。

途中、立ち寄った百之浦では、こんな船に出会いました。

そろそろ日も傾いて来た頃、新内港に到着です。

この日は、宇和島駅ビルにある「ホテルクレメント宇和島」に宿泊しました。
チェックインの時にフロントで郷土料理が食べられる店を教えてもらい、少し休んだ後で行ってみたのですが満員で30分待ちと断られてしまいました。もう一軒にも足を運んだのですが、ちょっと入りにくそうな雰囲気だったので、ホテル内のレストランで夕食をとることにしました。

メニューを見て、無難なところでカレーとトマトサラダを注文したのですが、どちらも想像以上に美味しかったのです。
カレーの野菜は、茄子、南瓜、サツマイモ、小松菜などタップリ。サラダのトマトはこれまた大きなトマト丸ごと1個分あって、旅先での野菜不足が解消された夕食でした。