2018/03/10

竹山運輸「第三フェリー度島」に乗って度島へ(佐世保〜平戸〜松浦〜八幡浜 3 )

《2018年2月21日 佐世保→平戸→度島→松浦》

佐世保の朝です。昨夜はぐっすり眠って、少々ハードだった島歩きの疲れはすっかり回復しました。


ホテルの朝食には「皿うどん」や平戸の「すぼかまぼこ」が出されていました。
最近は、こんな地元の名物を出してくれるところが多くて嬉しい限り。

チェックアウト後、ホテルを出てすぐ目の前のバスセンターへ。

0840発、平戸桟橋行きの西肥バスで出発します。
バスセンターで乗ったのは10人位でしたが、次の佐世保駅前で一杯になりました。「結構混むのね、始発から乗ってよかった」と思っていたら市役所前で大半の方は下車されたのでした。

バスはどんどん北上して行きます。平戸大橋を渡って、

約1時間半で平戸桟橋のバスターミナルに到着。

ここから度島行きのフェリーに乗ります。
バスターミナルの中にある竹山運輸の窓口で購入した乗船券は、こんなレトロなものでした。

「もう船が来ているから、いつでも乗っていいですよ」と言われましたが、さすがに早いので、付近を少し散策した後、出港20分前位に乗りました。

平戸では、船の横のこんな乗り口から乗船します。


手作りっぽい喫煙室。


1130出港

航跡の向こうに見えていた平戸城をアップにしてみました。

30分で飯盛港に到着。度島では車輌甲板から乗下船します。なんだか凄い車も載っていました。

船はすぐに、本村港へ向けて出港して行きます。


港には、新しくて綺麗な待合所がありました。


と、この写真を撮って出てきたところで、先ほどの重機の運転手さんに声をかけられ道を尋ねられました。いやいや、私も初めてこの島に着いたばかりですからw
どうも、思っていた場所と違うようだと困っておられる様子でしたが、私が知っている情報は「もう一箇所の港にも船が着きますね」ということぐらいですとお返事するしか、なすすべはありません。

ということで、お別れして散策開始。
港のすぐそばにこんな小高い山がありました。私の中で「小槌島in平戸」と命名。(本当は丸島といいます)

少々登ってしばらく歩いた後

十字路を左に折れて下っていくと

別の港に出ました。


ここからは海沿いに道が続きます。
このずっと向こうに見えているのは、平戸島と生月島の間に掛かる「生月大橋」。
と、ここで約3年前に「太古」に乗ってこの橋をくぐったことを思い出しました。ということは、ここから「太古」が航行する姿を見ることもできるというわけですね。



ゆっくり歩いて40分位で本村港まで来ました。
ここで、さっきの重機の運転手さんと再会w やはり港を間違っていたそうです。

古い碇の間に潜むニャンコさんたち

度島神社まで行きたかったのですが、少し時間が厳しかったので手前の立願寺に行ってみました。



そろそろフェリーに乗ろうと港へ向かうと、道路のど真ん中で寛ぐニャンコさん。



帰りの乗船券は鶯色でした。




平戸へ戻って、ターミナル向かいのレトロなうどん屋さんで少々遅いランチ。
平戸ちゃんぽんです。ごちそうさまでした。

せっかく平戸へ来たので、少し観光らしきことを。
アーチ型の石造り橋「幸橋」。この橋を渡ったところに市役所、そしてその向こうに平戸城があるのですが少々時間が厳しそうだったので断念。

商店街を歩いている時に、後ろから声を掛けられた、、じゃなくて何か後ろに気配を感じて振り返ったらワンコさん。


いいかげん「船」と言うだけで反応するのはどうかと

平戸城に行けなかったので、松浦史料博物館に立ち寄りました。


博物館から港方面へ降りてくる途中にあった「平戸温泉 うで湯あし湯」に吸い込まれましたw 最初は「うで」だけと思っていましたが、結局「あし」も浸かっていい気分。


平戸桟橋に戻って、西肥バスの松浦駅前行きに乗りました。
実は、バス停で待っている時に建物の中からわざわざ忘れ物を届けてくださった方がおられました。「うで湯あし湯」で濡れた手足を拭いたハンカチが濡れたままで仕舞うこともできずに持っていたのですが、そのまま置き忘れてしまったのでした。旅先で受ける親切は本当に嬉しい。




予定ではバスで松浦駅まで行くつもりでしたが、気が変わって平戸口駅前で下車し、

そこから歩いてすぐの「たびら平戸口駅」で松浦鉄道に乗り換えることにしました。
ここは、JR最西端の佐世保駅よりさらに西の「日本最西端の駅」ということを聞いてしまったから。

駅舎内には「鉄道博物館」なるものがありましたが、残念ながらゆっくり見ている時間はありません。

乗車券は手書きです。発行してくださったのは女性の方でした。
なんとなく、昨年真鍋島へ行った時のことを思い出しました。

ホームから見た駅舎の入り口はこんな感じです。


今度は、シャッターのタイミングが早すぎ。(船ほど撮影の頻度が高くありませんので、まだ修行が足りません。。

ということで、松浦まで6駅の鉄旅を楽しみました。(こちらは松浦駅で撮ったものです)


この日は松浦で宿泊です。


4 件のコメント:

  1. やはり、島旅は長閑でいいですね。お天気も良く、北木島に行ったときのことを思い出します。

    重機の運転手さんって、普通に考えて地元の方ですよね。やはり「親切そうなオーラ」が出ておられるのですね。(私は見た目穏やかそうらしいのですが、沸点を超えると、結構おこりんぼです。)

    列車の写真は、遠くから近づいて来る所を連続して撮るのがお気に入りですが、速いのでタイミングは難しいですね。

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    1. おはようございます

      上の記事にちょっと書き足したのですが、たびら平戸口で切符を手書きして下さった方が女性で、昨年真鍋島で乗船券を発行してもらった時のこととイメージが重なりました。どちらもいい思い出です。

      重機の運転手さんは、どう見ても島の方ではなかったですねぇ。地元というのはどこまでの範囲かなとも思いますが、自分も県内ではまだ行ったことがない場所もありますし、知らないこともあるように思います。

      船に一緒に乗る数少ない仲間の一人で、普段はとても温厚で親切な男性がいるのですが、ある時数人で居酒屋さんで食事中に突然怒り出してびっくり。他の男性がなんとかなだめて外に連れ出してくれたのでその場は収まりましたが。一見大人しそうに見える(私もそうらしい)人間って、怒りが爆発するラインって他からわかりにくいらしいです。

      確かに船に比べて列車の速度は早いですね。撮り慣れていないこともありますが。今後も、こんなバカな写真撮りました。みたいなお笑い写真が増えることと思います。

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    2. たびら平戸口の女性は、4年前と同じ方かと思いますが、確かに真鍋島の方とイメージが重なりますね。

      着いた時に一人で鉄道博物館を見ているときや、帰りの列車の発車を車内で待っているときに、色々と親切にして頂きました。

      実は地元に岡本太郎美術館などもあるのですが、行ったことはありませんし、富山の高岡同様に漫画家の藤子不二雄さんのゆかりの地なのですが、何故か高岡の方が気持ちが盛り上がります。

      私はややアバウトな所があるのですが、普段真面目で几帳面な方が、居酒屋に行くと、よく壊れていました。そのようにして感情のバランスを取っているようです。

      かなり記憶が薄れて来ていますので、平戸はそろそろ行かないとです。

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    3. やはりそう思われますか。
      たびら平戸口の方と、真鍋島の方。雰囲気というか、仕事に対する姿勢、そういったことに同じものを感じました。

      こういう出会いがあるから旅は面白い。辞められないと最近思うのです。
      この他にも、重機の運転手さんとの会話や、うで湯あし湯での地元高校生たちの会話や、忘れたハンカチを届けてくださった方や、思わずふふっと思い出し笑いをしてしまいそうなくらい楽しかったです。

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