2017/03/16

しまなみ海運「かがやき2号」と山陽商船「第七さんよう」(2017瀬戸内の旅/冬 3 )

《2017年2月24日 広島→大長→鮴→垂水→竹原→三原》

広島の朝です。
旅行3日目にして、お天気も回復してきました。




ホテルの朝食。穴子飯が美味しいです。




ホテルをチェックアウトしてバスセンターへ向かいます。
広島も路面電車が活躍する街。






本日乗車するのは、呉、蒲刈行きの「とびしまライナー」
実は昨日、バスセンターで下見をしておきました。


広島1003発の便に乗りました。





呉、広を過ぎ(この辺りまでは普通の路線バス。いえ、ずっと路線バスなのですが)




安芸灘大橋を渡って、いよいよ下蒲刈島へ。


島へ渡ると風景が変わりますね。



上蒲刈島。採石場が目立ちます。現在も稼働しているのでしょうか。



恋ヶ浜。ここのバス停で下りた女性が、完全に道路に降り立ってから運転手さんに「桜はどのあたりに咲いていますか?」と話し出しましたw 運転手さんもちょっと困った様子で応対しておられましたが、なんとも長閑な方でした。





オリエントフェリー「ゆうとぴあ」が見えました。2015年12月に下関–青島間の定期航路を休止したと聞いていましたが、こんなところにいたのですね。一度は乗ってみたいと思いながら乗船できませんでした。





大崎下島の久比港。三角島行きのフェリー「みかど」



小長港。明石行きのフェリー「第五かんおん」が停泊しています。






次の、大長港でバスを下りました。
随分と古い建物です。中も外観に負けないくらい味わいのある看板があったりするのですが、窓口のガラス戸には「LINE@はじめました」などという張り紙があったりします。







この港から船に乗るつもりですが、まだ1時間以上ありますので少し散策してみることにしました。







ちょうど昼時なのですが、昼食をとれるような場所が見当たりません。一つ手前の小長港へ行ってみることにしました。それなら最初から小長港で下りればよかったのですが、とりあえずは乗船する港を確認しておかないと落ち着かなかったのです。

まぁ歩いても10分ぐらいの距離ですから問題ありません。海沿いの道を気持ち良く歩いていたら、横を走っていく軽四が止まって「どこまで行くの?乗ってく?」と、運転していたおじさんに声を掛けられました。すぐそこの小長港までですからと言ったら、じゃ大丈夫だねと。親切なお気持ちに、ほのぼの嬉しくなりました。


小長港の「ゆたか海の駅」は新しい立派な建物です。


中のレストランでメニューを見ていたら、呉海自カレーなるものを発見したので食べてみることに。こちらのは練習艦「しまゆき」のカレー。スパイシーで美味しかったです。



横のターミナルも見学。



ターミナルは立派ですが、航路は「小長↔︎明石」間だけのようです。
ここではfacebookのご案内がありました。ちなみに土生商船グループのホームページはこちら。LINE、facebook、twitterなどを駆使して情報発信しています。









さて、そろそろ大長港へ戻りましょう。と歩いていたら、乗船予定の「かがやき2号」がやってきました。




港に着いて、乗船券を買って桟橋へ急ぎます。



船内はこんな感じ。操縦席の向こうにも客室があります。


が、私はずっとデッキのベンチで過ごしていました。



大長港を出ると、大崎上島の東岸に沿って「明石→沖浦→天満→一貫目→めばる」に立ち寄って「竹原」まで向かいます。航路などはこちら
天満を過ぎたあたりで、新造船の「しょうどしま丸」(3月10日就航)が見えました。



ということは、あのあたりが藤原造船所さんですね。



今治ー宗方(大三島)ー木江(大崎上島)ー岡村を航行する「フェリーみしま」と反航しました。この船にも是非乗ってみたいのです。




何か見たこともない船にも出会いました。後から知りましたが「科学探査船タラ号」とのことで、この後、尾道、神戸、名古屋、横浜、その他に寄港したようです。




と、30分あまりの船の旅を楽しんで、めばる港で下船しました。
振り返って「かがやき2号」の写真を撮っていたら、船長さんが手を振ってくれたのも嬉しかったなぁ。ずっとデッキのベンチに座って、若い船員さんの作業を邪魔していたのは申し訳なかったです。







さて、ここからはテクテク歩いて約25分で垂水港へ到着。



この港から山陽商船の「第七さんよう」に乗船しました。
お天気最高。のんびり船旅を楽しみます。


桟橋で皆さんが船の着岸を待っているこの図、なんだか映画のワンシーンのように蘇ってきます。






約25分で竹原港に到着。



またまた歩いて竹原駅へ。




呉線で三原へ向かいました。(シャッターを切るタイミングが遅すぎw)



車窓から見た夕方の海に、なにやら怪しげな雲が。。




この日の夕食は、三原駅前の「キッチンカワイ」でハンバーグをいただきました。
結構ご年配のご夫婦で切り盛りされているお店です。まだ営業されててよかった。「3年ぶりぐらいに来ました」と言ったら、「それじゃ、まだ3年は頑張らなくちゃね」と奥さんが仰いました。



4 件のコメント:

  1. こんばんは。

    早速、拝見させて頂きました。大長港で「かがやき2号」に乗るタイミング。私が行った時とぴったり!

    とびしまライナーで船の時間が決まってしまうのと、島ののんびりした時間感覚に合わせるとやはりこうなりますね(笑)。

    めばるで下船されたのですね。二人の船員さんの働きぶりなど、この記事を読んでいるだけで自動再生されます。

    先日、仕事関係でお付き合いのある広島に50年以上住んでいる方に「とびしま海道」のことを話したら「そんなのあるの?」と驚かれました。案外地元の方は知らないものだなぁと思いましたが、この方は私より東京のことを良く知っていたりします(笑)。

    三原駅前の「キッチンカワイ」はいいですね。ここは今度是非行ってみたいです。

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    1. こんにちは
      おかげさまで、とびしま海道の船の旅を楽しむことができました。一度行くと、それからまた色々広がっていきますから、いいきっかけになりました。

      上で書いている通り、まずは乗船予定の大長港を確認しないと落ち着きませんので、小長港との往復は仕方なかったように思います。ま、そのおかげで優しい方から声を掛けていただきましたし。なるべくしてなったというところでしょうか。
      それにしても、大長港に戻る途中に「かがやき2号」がやってきた時は、まるでデジャブを見ているような感覚でしたw

      最初は竹原まで行って、そこから垂水→白水→竹原と山陽商船に乗ろうと思っていたのですが、「鮴」という地名に惹かれて下りることにしました。

      三原は、初めてしまなみ海道を船で渡った時の起点となった町で、思い出深いところです。「キッチンカワイ」もその時に知りました。写真では家庭的なハンバーグ定食といった感じですが、食べてみるときっちり洋食の修行をされたんだなぁと感じさせる味です。このスープなんて絶品(というほど味がわかるわけではありませんが)。それでいて、お二人の温かい雰囲気に包まれるいいお店です。

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  2. 朝からあなご飯は豪華ですね。
    とびしま海道は本当に静かで鄙びた感じですが
    僕は好きです。
    大長みかんって美味しいのかな?

    大長港の看板がなんとも言えない雰囲気ですね。

    とびしまにもう少し宿泊施設があったらいいのになって思います

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    1. こんにちは

      広島のホテルはドーミーインです。以前に泊まった時は少々建物が古びていましたが、今回は改修されて綺麗になっていました。ビジネスホテルとしてはちょっとお高いですが、朝食は充実していますね。

      とびしま海道は初めてだったのですが、少しわかったのでこれから何度も訪れたいです。大長のみかんは食べる機会がありませんでしたが、100%ジュースはとっても美味しかったので、もちろん元のみかんも美味しいに違いないかと。

      大長港は最初、おおっという感じでしたが、いろんな場所が画一的にキレイ化されていく中、この雰囲気は貴重だなと思います。

      今回、この界隈で宿泊する予定にしていなかったので調べていませんが、また探してみたいですね。しまなみの方では岩城島に泊まったことがあります。

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